21世紀世界地図　講師プロフィール

　1９４５年静岡県生まれ。東京大学大学院教授（新約聖書学）。
　東京大学大学院人文科学研究科西洋古典学専攻博士課程単位習得。ミュンヘン大学神学部大学院博士課程修了、神学博士。グノーシスとは、古代末期に実在した宗教運動の名であり、世界観を決定する思想上の態度を示す名称でもある。キリスト教の正統主義に抗して築かれた思想構造とは、そして後の神秘主義思想の系譜に与えたインパクトなど、グノーシス主義の宗教的・哲学的な本質と現代的意義に迫る。
　著書に『イエスの時』岩波書店、『イエスという経験』岩波書店、『グノーシス考』岩波書店、『グノーシスの神話』岩波書店。

　１９５６年福島県生まれ。東京大学大学院教授（哲学）。
　東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。「靖国」という問題が、どのような問題であるのか？そもそも靖国神社がどのような神社であるか？それを知らなければ、首相の参拝がなぜ問題になるのかは理解できない。またそれに対する自分の意見を持つこともできないと「靖国問題」に対して積極的に発言している。
　著書に『国家と犠牲』日本放送出版教会、『靖国問題』ちくま新書、『教育と国家』講談社、『戦後責任論』講談社。

　１９６８年東京都生まれ。京都造形芸術大学講師（近代日本思想史・文化史）。
　慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学を専攻する傍ら、大正期を中心とする近代日本の思想や文化、社会に研究分野を広げる。現在は「危険なパーソナリティの人間」をめぐって、社会の安全への要求が法的な対応を凌駕しつつある現状について考察を進めている。
　著書に『ホラーハウス社会　法を犯した少年と異常者たち』講談社、『狂気と犯罪』講談社、『<法>から解放される権力』新曜社。

　１９２５年埼玉県生まれ。東京大学名誉教授（天体物理学）。
　東京帝国大学理学部天文学科卒業。多くの理論天文学者を育成したことで知られている。海野及び海野門下生は通称Unno　Schoolと呼ばれ、日本の理論天文学に大きな業績を残している。近年は、地球と人類のための太陽エネルギー装置開発に関する多くの提言をしている。現在NPO法人東京自由大学学長。
　著書に『天文・地文・人文』東京書籍、『星と銀河の世界』岩波書店（共著）、『私の韓国語自修法』東京書籍。

　１９５７年東京都生まれ。未来バンク事業組合理事長。
　地域の反原発運動から環境問題に入り、さまざまなＮＧＯ活動に関わる。「せっかく預けた郵便貯金が、地球環境を破壊する事業の資金源になっている」。そんな懸念から誕生したのが『未来バンク』である。「環境問題を解決するには、お金が環境に配慮した事業に使われるための金融のしくみをつくる必要がある」と指摘して活動している。
　著書に『戦争って、環境問題と関係ないと思っていた』岩波書店、『戦争をしなくてすむ世界をつくる30の方法』合同出版（編著）。

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