仏道探求ゼミ 玉城仏教学を根底に 「維摩経」
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ファシリテーター・プロフィール
野村懐忍（高野山東京別院執事）
１９５２年（昭和２７年）東京生まれ。
１９８９年（平成元年）出家し高野山無量光院の徒弟となる。
１９９４年（平成６年）高野山大学文学部卒業。
２００５年（平成１７年）高野山東京別院に就職。
高校生のとき鈴木大拙の「禅の思想」を読んで仏教に興味を持ち（大拙、中村元、
渡辺照宏、山崎弁栄、玉城康四郎等の著作より）活字を通して仏教を学ぶ。
弁栄上人の念仏を少しやってみたことあり。
高野山東京別院に就職した年より不動五段護摩を修し現在約９００座修しています。未だに無生法忍を得ていません、凡夫です。
すべての生き物は仏の遺伝子を具えています。変な言い方ですが仏ウイルスを保菌しているのです。発症すれば発菩提心です。仏の遺伝子が発動、発得すれば仏教は「これでおしまい」です。
いかにして娑婆世界で凡夫が仏の遺伝子を活性化するか？いたずらごとのような愚直な実践を続ける以外にありません。娑婆世界には聖なる実践などありません。娑婆世界はすばらしい世界です。些細な実践の継続が聖なる結果を生みます。「不放逸に努力せよ」という釈尊の最期の言葉は娑婆ならではの重大な意味を持っています。
維摩経は超越的な悟りの世界を説く一方で娑婆世界の凡夫の立場を忘れません。維摩経の愚直な読誦を通して甚深なる仏の世界を参究していきたいと思います。
昨年、参加者のひとりが玉城先生よりいただいた書簡を公開してくれました。その中に「如来さまのひとり働き」という言葉がありました。玉城先生の畢生の一句のように感じました。
エーヒ ビッカウェー ！！
来たれ、比丘よ！！来たれ、善男子、善女人よ！！
玉城先生の導きの下、如来自受用三昧の甚深なる秘密荘厳蔵に参入し窮尽せよ！！こころざしある方の参加をお待ちしております。
目標！「仏狂徒」！ 野村懐忍
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